私たちが社会の一員として生活を営むためには、安全で安心できる住まいが必要不可欠です。
この考えは、障がいをお持ちの方にも等しく当てはまります。

しかし、障がい者が自立した生活を送るためには、さまざまな支援が必要となる場合があります。

その一つが、サテライト型グループホームにおける家賃補助です。
具体的には最大月10,000円の家賃補助を受けられる可能性があります。
例えば、家賃が40,000円のアパートに入居するのであれば、
実質、家賃30,000円でアパート暮らしができます。

このコラムでは、障がい者がこの補助を受けるために必要な要件についてみていきます。

サテライト型グループホームとは、自立を目指す障がい者が、
障がい者グループホームの支援を一部受けながら、地域社会との関わりを持ちつつ、
安全な生活を送ることができるサービスです。
具体的には、サテライト型グループホームを運営する会社が契約したアパートを利用することができます。

サテライト型グループホームでの生活は、自己決定権を尊重しつつ、
個々の能力とニーズに合わせたサポートを、グループホームのスタッフから受けながら、
一人暮らしを体験することができます。

市区町村からの家賃補助を受けるためには、一定の条件を満たす必要があります。
まずは、補助を受ける対象となる障がいの種類と程度を確認しましょう。
精神障がい、身体障がい、知的障がいなど、障がいの種類により、支援の対象となります。
また、障がいの程度も補助を受ける上で重要なポイントとなります。

次に、補助を受けるためには、サテライト型グループホームでの生活を継続できる経済的な自立が求められます。
このため、個々の収入状況が審査の対象となります。
しかし、収入が低いからと言って必ずしも補助が受けられないわけではありません。
補助は、障がい者が安心して生活を送ることができるように、経済的な困難を補完するためのものです。

また、補助を受けるためには、サテライト型グループホームでの生活を選択する意向があること、
そしてその選択を支えるための計画が必要です。
市区町村は、この計画を評価し、その上で補助の可否を決定します。

計画は、自分で立てなくても、計画相談というサービスを無料で利用できますのでご安心ください。

家賃補助の申請は、障がい者本人やその家族だけでなく、
グループホームが協力することができますので、この点もご安心いただければと思います。

また、申請に必要な書類は市区町村の福祉課や障がい者支援課で取得できます。
また、手続きの詳細については、各市区町村のホームページや窓口で情報提供がなされていますし、
グループホームに相談いただければ、諸々の手続きをサポートします。

家賃補助を活用することで、障がい者の皆様、一人ひとりが自身の可能性を追求し、
自立した生活を実現することができます。

私たちは、静岡市でサテライト型グループホームを運営しています。
過去には、静岡県外から私たちのサテライト型グループホームに移住された方もいらっしゃいます。
その際の手続きのサポートや引っ越しサポートも、ひとまとめでお手伝いできますので、
お気軽にご相談いただければと思います。