皆様こんにちは。先日読書しようぜと言い出した人です。

この間の記事を書いて見直したのですが、それで私気づきました。

あまりに内容が重すぎる!暗い!なんで死んでばっかなんだ!ということに……

私は確かにミステリー小説やホラー系の小説を基本的に読んでいたりするので、バンバン人が死ぬ場合が多いです。

この間読んだミステリー小説なんて登場人物全員死にました。有名な話なのでもしかしたら知ってる方もいるかもしれません。真犯人が最後まで分からんくて悩みましたね……しかもえっマジで?みたいな感じなので面白かったのですが今日は違うんですよ!

今日は私のもう一つ好きで読んでるジャンル、日常系の小説について書いていこうと思います。

大丈夫です、もう人が死ぬ話はこれ以降出てきません!安心してお読みいただけたらなと感じております。

最初にご紹介するのは大学の図書館で働く司書さんの話です。

この小説を書かれた方は一時期すごくヒットした小説を書かれた方で、その小説は実写でもアニメでも映画化され、小説好きな方なら知らない人いないんじゃないかくらい有名な方なのですが、日常の描写がとにかくうまいんです!

ヒットした小説より私はこっちの司書さんの話の方が好きです。

なんとこの司書さんである主人公、図書館内で急いでるからと言って、クラウチングスタートでダッシュしようとしたりします。

もうこれだけで様子がちょっとおかしいと気づかれた方もいるかもしれませんが、大丈夫です。しっかり怒られて反省するので、やらかしはしますが、ちゃんと叱ってくれる上司がいます!

この上司の方は主人公から怖い人認定されてて、主人公が勝手に怖がってるのですが、スーパーで偶然その先輩と遭遇してしまい、話の流れで煮魚、食べる?私作るけどと先輩に誘われます。恐怖と食欲を天秤にかけたら、食欲の方が勝ってしまう主人公。(食べることが大好きなかわいい子なんです)食べます!と宣言し、先輩のお宅にお邪魔することに……という話もあります。

他にも友達と旅行に行って、友達がめちゃくちゃかわいい~大好き~って主人公がずっと言ってるみたいな話(私の解釈で話してるので、語弊がある言い方かもしれません、主人公が友達のファンサがすごい!って言ってる話なんですけど……)とか、変な人だと思ってた先輩が実は主人公のこと大嫌いで変な人に擬態してただけで、実は仕事ができる人で、主人公に甘えてんじゃねえよかわい子ぶりが(要約するとこんな感じってだけでもっと遠回しチクチクみたいな言い方をしてきます。主人公は遅効性の毒みたいだと言っていた気がします)みたいなことを言ってくる話とか結構これ現実であったらしんどいだろうなって話も交じってるのですが、基本は主人公の日常なので、主人公が休みの日にラーメン行ってからたい焼き食べてただ休日満喫するだけの話とかもあります。

本当に面白いので、良かったら是非読んでいただきたい一冊です。

この方の他の作品も全部面白いので、本当に私の大好きな作家さんでございます。

この方の作品で特に好きなのが、理屈っぽい小学生の少女が、猫と共におねえさんやおばあさんたちと交流を深める話が一番好きです。実はお姉さんやおばあさんは未来の自分だったっていう話なのですが、小学生っぽいこと(友達のこととか)で悩んだり、奮闘する話ですので、非常に好きです。

この作者さん大好きすぎて、だいぶ話してしまいましたね……まだ続きます。

次に紹介するもので最後にしようと思うので、もう1語りさせてください。

語るの大好きおばさん代表が司会を務めさせていただきます。(?)

次に紹介するものも作者さんが大好きで、追っているタイプなのですが、ラジオを聞いてる人々の短編集って感じです。

男女いろいろな方が登場します。多分10話以上あるかも?結構短く読めるのでショートショート(短編よりさらに短い5分あれば読めちゃいそうな小説のことです)とか好きな方や、文章長いと頭痛してくるんだよね、みたいな方にお勧めです。

読書は何分やっても読書なので、ルールとかない自由なものです。

自分のやりたいようにやった方が絶対楽しいし、私は過去に何度か経験してるのですが、相手に強制的にこれを読め!これをしろ!とか言われると私みたいな縛られるの嫌いなタイプは嫌だ!ってなってしまうんですよね。

実際私は何年も同じ作品を勧め続けられ、その作品のことが大嫌いになりました。

だからなんかやりたいなって思った時、これしたいなって思ったことをやるのが一番健康にいいのです!

そういう前提を踏まえたうえで、小説の内容を語りたいと思います。

この本はいろんな話が収録されており、おいしいもの贅沢詰め合わせセットという感じなのですが、基本は食事風景かもしれないと思っています。あと各話で毎回登場人物たちが同じナレーター(落ち着いた、日常に溶け込んだ声だと表現されてたように思います)のラジオを聞いており、そのラジオに励まされて行動を起こしたりするというのが特徴です。

ソース屋と食堂屋で協力して作り上げたロースかつがすごいおいしいと評判の食堂の店主とソース屋の店主がどっちがこのロースかつに貢献しているかでいがみ合って(どちらも自分の作ったものが一番だと思ってる)、けんかしてしまう話や、いなり寿司のみの提供の小さな小料理屋みたいなところに行く話や、幽霊の話などいろいろあります。

幽霊の話が一番好きなのですが、私の記憶を頼りにこの文章は全部書いているので、ぱっと話のあらすじを思い出せなくてギギギ……ってなってます。

思い出せないのにどこが好きなの?という話なのですが、この話だけ、なんか湿ってるんですよね。雨が降ってるみたいな印象を受けていて、私は雨の音とかは好きなので(低気圧とかも含め存在自体は嫌いなのですが、音だけよくないですか?雨のいいとこ音だけだと思ってる人です)なんか雨の音聞いてるときと同じような気持ちになるんですよ、この幽霊の話は……

あ、死んでるじゃないかって思った方安心してください!幽霊視点で語られるのですが、別に怖くないです。

しかも幽霊だけどちゃんと食事してて、日常を送ってるので、無自覚幽霊です。実質生きてます!(?)

はい、すみません。結局君は死とかの話が好きなんだねって結論に至ってしまうと思うのですが、そうじゃないんですよ……私が言いたいのは、日常を切り取った話ができる小説家さんたち、天才では!?って話なんです!

あれ?今何日だっけ?とか一回は言ったことないですか?

何日か忘れる(何曜日か忘れるでも可)という現象は、日にちを忘れるくらい日常が当たり前なのだと私は推測します。

そういう日々が続いてくのってとっても大切だし、ありがたい話なんですけど普通に過ごしたらそれって当たり前すぎてありがたみとか正直沸かなくないですか?

毎日毎日感謝して過ごせと言いたいのではなく、そういう当事者からしたらすぐ忘れてしまうような日常を小説にできるのって一つの技だと思っていて、本当にクスッと笑える日常ばかりではないから、そういう笑える日常の部分を小説で取れるのって最高だと思うんですよね。

全部持論ですが……私が正しいわけではないので、いろいろ反論もあるかと思いますが、人間みんな自分が生きてきた世界は自分しか認識できないだろうから、仕方ないよねってことにしておいてください。

なんか今回も長くなっちゃってすみません、ここまで読めた方は多分私の文章読めるくらいなら小説読める気がするので、読んでみてはいかがでしょうか?

それでは!また会える時まで!