障がいをお持ちの方の中には、働く能力があっても、スキルを学んでいないために、
仕事に就くことが難しい人がいます。
そういった方が、仕事のスキルを学ぶこと、あるいは新たな職業に就くことができるようにすることを目的に、
職業訓練を提供するための施設として、職業訓練校があります。
訓練の内容は、個々の障がいの程度や能力、そして希望する職種によりますが、
一般的なものとしては、事務作業、パソコンの操作、クラフトや芸術、料理、清掃、ガーデニングなどです。
職業訓練校では、生活スキルの訓練をする場合も。
これには、金銭管理、時間管理、社交スキル、コミュニケーションスキル、自己ケアの技術などが含まれます。
職業訓練校は、最終的には、これらの訓練が、障がいを持つ人々の就労の機会拡大につながり、
障がい者が、充実した生活を送れるようになることを目指しています。
ここからは、障がいをお持ちの方が、職業訓練校に通うメリットとデメリットについて考えていきます。
■障がい者が職業訓練校に通うメリット
1.職業スキルの習得
職業訓練校では、障がい者が自身の能力や興味に合わせた職業スキルを学ぶことができます。
例えば、障がい者がプログラミングや製造業の技術を学ぶことで、就職市場で需要のある専門知識を身につけることができます。
2.自己成長の機会
職業訓練校では、障がい者が自己成長を達成するための様々な機会が提供されます。
例えば、コミュニケーションスキルの向上やリーダーシップの身に付け方など、職場で必要なヒューマンスキルの習得に取り組むことができます。
3.就職のサポート
職業訓練校は、障がい者が将来の就職に向けて準備するためのサポートを提供します。
履歴書の書き方や面接の対策など、就職活動に必要なスキルや知識を教えてくれるだけでなく、実際の求人情報や雇用機会の提供も行います。
4.同じ境遇の人々との交流
職業訓練校では、他の障がい者と交流する機会があります。
同じような経験や困難を抱えた仲間との交流は、自己肯定感や社会的なつながりを高めることができます。
お互いの支えとなる関係を築くことで、モチベーションや自信を保つことができます。
■障がい者が職業訓練校に通うデメリット
1.社会的な偏見と差別
障がい者が職業訓練校に通う際には、社会的な偏見や差別に直面する可能性があります。
一部の人々は、障がい者が一般の職場で働くことに対して疑問や偏見を持つことがあります。
これにより、就職活動や実際の職場での適応に困難を感じることがあります。
2.長期的な経済的な課題
職業訓練校の受講には費用がかかる場合があり、障害者やその家族に経済的な負担を強いることがあります。
また、一部の障がい者は、職業訓練校の卒業後に適切な雇用機会がなかなか見つからず、経済的な困難に直面する可能性もあります。
3.専門性の制約
職業訓練校では、特定の職業スキルに特化して学ぶため、他の分野での活躍に制約が生じることがあります。
障がい者が将来的に異なる職業に挑戦したい場合、追加の訓練や教育が必要になるかもしれません。
■障がい者が職業訓練校に通うメリットとデメリット
障がい者の職業訓練校通学には、メリットとデメリットが存在します。
メリットとしては職業スキルの習得や自己成長の機会、就職のサポート、同じ境遇の人々との交流が挙げられます。
一方、デメリットとしては社会的な偏見や経済的な課題、専門性の制約が考えられます。
これらの要素は個人によって異なる可能性がありますので、障害者自身やその家族が総合的な判断を下すことが重要です。
社会が包括的な環境を提供し、障害者の職業訓練と社会参加を支援することが求められます。
■就労継続支援B型カチカで、IT・ホームページ・事務スキルを身につけるメリット
最後に、私たちが運営している、就労継続支援B型カチカでIT・ホームページ・事務スキルを身につけるメリットについてご紹介します。
私たちは、クライアントのホームページ制作やSNSの運用、動画編集などを行う、
ホームページ制作会社です。
その事業の一つとして、一般就労が難しい方が、
ITやデザイン、システム開発、動画編集などを訓練し、実務経験を積むための
就労継続支援B型事業所も運営しています。
職業訓練校では、一般的なスキルを学ぶことができますが、
私たちの、就労継続支援B型事業所では、基本的なスキルから、実践経験まで積むことができます。
職業訓練校では、給料をもらうことはできませんが、
就労継続支援B型では、工賃をもらうことができます。
工賃は、通っていただく日数、スキルに応じて、
15,000円~200,000円まで幅広いです。
※日数が少ない場合は15,000円以下の工賃の場合もあります。
双極性障がいや、うつ病、社交不安障がい、発達障がい、アスペルガー症候群、自閉症スペクトラム障がい、統合失調症、
身体障がいなどをお持ちの方にとっては、
一般の企業で働くことが難しいケースもあると思います。
私たちの就労継続支援B型で、ITやシステムなどの実践スキルを身につけていただき、
IT企業に就職を目指すこともできます。
具体的にどのような事業所なのか、詳しい話を聞いてみたい方がいらっしゃれば、
メールやTV会議でお応えすることも可能です。
お気軽にご相談いただければと思います。
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